バングラデシュの紹介


バングラデシュはインドの東にある川の国です。
首都はダッカといいます。

現在バングラデシュと呼ばれる地域には古くから文明が発達していました。
仏教寺院により紀元前7世紀には文明が存在していたことが証明され、
この社会構造は紀元前11世紀まで遡ると考えられていますが、確実な証拠はありません。
紀元前4世紀のマウリヤ朝から6世紀のグプタ朝まで数々の王朝の属領でした。
初期の文明は仏教及びヒンドゥー教の影響を受けていました。
北部バングラデシュに残る遺構からこうした影響を推測することができます。

8世紀の中葉にパーラ朝が成立し、仏教王朝が繁栄しました。
12世紀にはヒンドゥー教のセーナ朝にとって代わられました。
13世紀にイスラム化が始まりました。
15世紀末にはヨーロッパの貿易商人が訪れるようになり、
16世紀にはムガル帝国の元で、商工業の中心地へと発展しました。
18世紀末にイギリスの東インド会社により植民地化されました。
東インド会社によってイギリスは支配をインド全域に拡大しました。
インドの他の地域同様、バングラデシュもインド独立運動に参加し、
1947年には独立を達成しましたが、宗教上の問題からヒンドゥー教地域は
インド、イスラム教地域はパキスタンとして分離独立することとなりました。

インドを挟んで東西に分かれた両パキスタンが成立すると、
現在のバングラデシュは東パキスタンなりました。
言語の違い、西側に偏った政策などから東西パキスタンは対立し、
独立を求めて西側のパキスタン(現パキスタン)との内乱になりました。
パキスタンと対立していたインドが東パキスタンを支持し、
また第3次印パ戦争がインドの勝利で終わった結果、
独立戦争を経て1971年12月16日にパキスタンから分離独立しました。

大きさは北海道の約2倍で、人口は1億4134万人です。
言葉はベンガル語ですが、英語が通じるところもあります。

しかしながら、識字率は5割ほどです。

気候は熱帯モンスーンで、雨季と乾季に分かれていますが、その中に短い春夏秋冬があります。
雨季は大体4月から9月で、川が多いため洪水が起こることもよくあります。

主な産業は農業で、米・ジュート(インド麻)、お茶などを輸出しています。


バングラデシュの現状

【 教育 】

学校は国立と私立がありますが、義務教育ではありません。
2001年から国立の小学校・中学校は無料になりましたが、国立の学校は少ないです。
地方では更に少なくなるので、子供たちは学校へ通うことができません。
私立の学校は高すぎて、貧しい親は通わせることができません。
それどころか子供も働いている状況です。

高校からは、たとえ国立であってもお金がかかります。
そのため、半分くらいの子供たちは学校へ通いたくても通うことができません。

大学は全国で国立が8校、私立が15校くらいです。
バングラデシュの人口は日本よりも多いですが、大学の数は比べ物になりません。
(平成19年度の日本大学数は国公立:176校、私立:580校)

【 医療 】

病院は学校よりももっと数が少ないです。
特に地方ではその傾向がより顕著です。
また、日本のように公的な保険はありません。
保険会社はありますが、首都の限られたお金持ちの人しか入ることができません。

ですから、人々は病気にかかっても病院に行くことはできません。
たとえ、病院があっても設備は古く、ベッドも少ないです。
毎年、子供やお年寄りなど弱い人が病院へ行けなくて沢山亡くなっています。